※この記事は2022年2月に作成した内容を、2026年4月にリライトしました。
Google Chromeを使っていると、突然「STATUS_ACCESS_VIOLATION」というエラーが表示され、ブラウザが正常に動作しなくなることがあります。この問題は特に特定の状況で発生しやすく、私の場合、CPUをAMDのRyzenシリーズに変更し、マザーボードを交換した際に、OSを再インストールせずそのままの状態で使用していたところ、このエラーが頻繁に出るようになりました。
STATUS_ACCESS_VIOLATIONエラーは、Chromeがメモリへの不正アクセスを検出した際に表示されるエラーメッセージです。通常、このエラーはソフトウェアのバグやハードウェアの互換性問題、または拡張機能の不具合などによって引き起こされるとされていますが、具体的な原因を突き止めるのは難しいことが多いです。なお、同じChromiumベースのMicrosoft Edgeでも、同様のエラーが発生することが確認されています。
対処法としては、まずページをF5キーやCtrl+Shift+Rで更新してみてください。一時的な不具合の場合はこれだけで解消します。それでも直らない場合は、拡張機能を一旦すべて無効化し、1つずつ有効化しながら原因を特定する方法が有効です。ここ数年の傾向として、拡張機能が原因になっているケースが最も多いように感じます。
これでも解消しない場合の対処法として、Chromeの実行ファイルの名前を変更する方法があります。具体的には、「chrome.exe」というファイル名を「chrome1.exe」などに変更することで、このエラーが解消されることがあります。これは一種の裏技的な解決策であり、なぜこれで問題が解消するのかについては正確な説明はできないのですが、メモリ管理やプロセスの扱いが少し変わることが関係していると考えられます。ただし、Chromeは自動更新の際に元の「chrome.exe」を再生成する仕様があるため、恒久的な対策にはなりません。更新のたびに手動でリネームをやり直す必要がある点は注意してください。
私自身の経験では、Ryzenの2世代や3世代のCPUを複数使用してきましたが、どうもこの世代のCPUに関連する不具合が発生しやすい印象があります。ただし、2026年現在ではIntelのCore i7-13700K(Raptor Lake世代)でも同様の現象が報告されており、BIOSでブーストクロックを下げると解消したという事例もあります。AMD・Intelの別を問わず、特定世代のCPUに由来する不安定動作が原因になっているケースがあるようです。これが実際にハードウェアの故障によるものなのか、あるいはソフトウェア側の互換性の問題なのかは明確にはなっていませんが、気のせいではないかと感じる程度の違和感を覚えることがあります。
ChromeがSTATUS_ACCESS_VIOLATIONエラーを頻発する場合は、まずブラウザのバージョンを最新にアップデートし、不要な拡張機能を無効化することも試してみてください。これでも改善しない場合は、前述のようにChromeの実行ファイルの名前を変更する方法を試してみると良いでしょう。また、ハードウェアを新たに導入した際には、ドライバーやファームウェアの最新化も併せて行い、安定した環境を保つよう心がけることが大切です。

