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CPUが壊れている時は判断が難しい

組み立てパソコン 修理

ここ数年、自作パソコンが起動しない症状で、CPUが故障している場合がちょこちょこあります。

自作パソコン業界の皆様ならおわかりと思いますが、原因追及の時、マザーなのか電源なのか、その他の問題なのか……ひょっとしてCPUが故障?という状況は判断がとても難しく、このように結局CPUが原因だったね、という事例を積み重ね、経験して、ようやく私も、この症状はCPUが悪い可能性が非常に高い!と診断時に特定できるようになりました。

昔の古いCPUの場合、例えば、スロット型のCPUやPentiumやCeleron、AMDはK5やK6などありましたが、この頃のCPUは適当にオーバークロックしようが何をしても壊れることがない、という感じでしたし、当時は、私は自作パーツショップで働いていて、CPUを店頭でお客様にかなりの数を売りましたが、CPUが初期不良だったことは一度もありませんでした。

AMDのK6の焼き鳥は有名でした。

ですので、CPUの不良がわずかな数ですが発生している現在は、アーキテクチャというか技術的にギリギリな仕様で作られているのかなと、思ったりもします。

具体例として、ここ1~2年で私のお店で発生したCPU不良は3件あります。3件ともWindowsがブルースクリーンになる症状が発生し、初期化しても、マザーボードも電源もメモリーもそれぞれ交換しても直らない症状で、最後にCPUを変えたら直ったという事例です。

ちなみに、2件はIntelのCore i7 6700で、1件はAMDのRyzen9 3900Xでした。

最近は簡単に水冷が使えるようになったり、マザーボードでオーバークロックがサクッとできたりします。CPUも簡単にピンが曲がったり折れたりします。Ryzenで【すっぽん】は有名になりましたよね。壊れやすい仕組みになりつつあると思いますが、ユーザーも壊しやすい環境になっています。注意してみましょう。