4月21日(日)久留米出張のため、終日不在の予定です。

CPUが壊れている時は判断が難しい

組み立てパソコン修理

ここ数年、自作パソコンが起動しない症状で、CPUが故障してる場合がちょこちょこあります。

自作パソコン業界の皆様ならおわかりと思いますが、原因追及の時、マザーなのか電源なのか、その他の問題なのか・・ひょっとしてCPUが故障?という状況は判断がとても難しく、このような結局CPUが原因だったね、という事例を積み重ね、経験して、ようやく私も、この症状はCPUが悪い可能性が非常に高い!と診断時に特定できるようになりました。

昔の古いCPUの場合、例えば、スロット型のCPUやPentiumやCeleron、AMDはK5やK6などありましたが、この頃のCPUは適当にオーバークロックしようがなにをしても壊れることがない、という感じでしたし、当時は、私は自作パーツショップで働いていて、CPUを店頭でお客様にかなりの数を売りましたが、CPUが初期不良だった事は一度もありませんでした。

AMDのK6の焼き鳥は有名でした。

ですので、CPUの不良が僅かな数ですが発生している現在は、アーキテクチャーというか技術的にギリギリな仕様で作られているのかなと、思ったりもします。

具体例として、ここ1-2年で私のお店で発生したCPU不良は3件あります。3件ともWindowsがブルーバックになる症状が発生し、初期化しても、マザーも電源もメモリもそれぞれ交換しても直らない症状で、最後にCPUを変えたら直ったという事例です。

ちなみに、2件はIntelのCore i7 6700で、1件はAMDのRyzen9 3900Xでした。

最近は簡単に水冷が使えるようになったり、マザーボードでオーバークロックがサクッと出来たりします。CPUも簡単にピンが曲がったり折れたりもします。Ryzenで【すっぽん】は有名になりましたよね。壊れやすい仕組みになりつつあると思いますが、ユーザーも壊しやすい環境になっています。注意してみましょう。