※この記事は2017年に書いたものを、2026年4月にリライトしました。
「エクセルやワードで文字を入力すると、タイプした後に遅れて表示される」という問い合わせをいただきました。このトラブル、昔から定期的に相談が来ます。原因はほぼ決まっています。
原因はIMEの予測変換機能です
Windowsの日本語入力システム(IME)には予測変換という機能があります。文字を入力するたびに、過去の入力履歴や検索履歴をもとに変換候補を表示してくれる機能です。ガラケー時代に「あ」と打つと「明日」や「阿蘇市」が候補に出てきたのと同じ仕組みです。懐かしい方もいると思います。
この予測変換の処理速度が、タイピングのスピードに追いつかないことで文字が遅れて表示される現象が起きます。特にエクセルで顕著に出ます。
予測変換をオフにするだけで解決します
設定変更の手順は以下の通りです。
- 画面右下の「A」または「あ」という表示部分を右クリックする
- 表示されたメニューから「プロパティ」を選択する
- 下のほうにある「詳細設定」をクリックする
- 右から3番目の「予測入力」タブにある「予測入力を使用する」のチェックを外す
- 「適用」→「OK」で完了
これだけです。難しい操作は一切ありません。設定変更後、文字入力の遅延がなくなるかどうか確認してください。
それでも遅い場合はパソコン自体の問題です
予測変換をオフにしても改善しない場合は、パソコンそのものの処理速度が原因の可能性があります。CPUやメモリの性能不足、HDDの劣化、不要なソフトの常駐など、複合的な原因が考えられます。
予測変換をオフにしてデメリットはあるか
「予測変換を切ったら不便にならないか」と心配される方がいます。結論から言うと、ほとんどの方は切っても問題ありません。予測変換が便利と感じる方は、スマートフォンのフリック入力に慣れている方や、長文をよく入力する方です。エクセルで数字や短い文字を入力するだけであれば、オフにしたほうが快適に使えます。予測変換はいつでもオンに戻せるので、一度試してみてください。
修理屋として言わせてもらうと、文字入力の遅延を「パソコンが古いから仕方ない」と諦めているお客様が多いです。でも予測変換をオフにするだけで解決するケースがほとんどです。まずここから試してください。
設定変更がうまくいかない場合、それでも改善しない場合はパソコン本舗にご相談ください。


