個人的に使用するパソコンをリサイクルショップで購入しました。
ですが……
なんとびっくり! 個人情報がそのまま残っているではありませんか!
データを初期化する「ゼロ書き」といった基本的な処理すら行われておらず、リカバリーもされていない状態でした。
パソコンを起動すると、元の所有者の個人名が画面に表示され、パスワード入力を求められる始末。購入した私としては困惑するばかりです。というのも、知りたくもない元の所有者の名前が表示されていること自体が非常に不快だからです。
こういった場合、以下のような対応を考える人もいるでしょう。
- 元の所有者に連絡し、「○○というリサイクルショップでパソコンを購入したところ、あなたの個人情報がそのまま残っています」と伝える。しかし、これでは元の所有者とトラブルに発展する可能性があります。
- 警察に相談し、「中古で購入したパソコンに個人情報が残っており困っています。このような店舗に古物商免許を与えて良いのでしょうか?」と訴える。この場合、リサイクルショップの免許取り消しなどの処分が下されるかもしれません。
- リサイクルショップが加盟しているリサイクル協会に連絡し、「会員店舗がこのような不適切な販売を行っているため、個人情報が第三者に漏洩しました」と訴える。場合によってはその店舗が協会から除名される可能性もあります。
さらに、地元の新聞に寄稿し、「中古パソコンを販売する際は、必ず個人情報を完全に消去するべきだ」という啓発を広めることも一つの方法かもしれません。
このような事態を防ぐため、販売者側がデータの消去に関する意識を高めることはもちろん、購入者側も注意深く確認する必要があります。個人情報の漏洩は他人事では済まされません。
パソコンを手放す際には、信頼できる方法でデータを完全に削除し、安全に処分することを心がけましょう。