起動しないというお悩みでお客様がご来店されました。
診断してみると、CPUが故障しているという珍しい症状でした。
CPUとは、人間でいうところの「脳」にあたる部分です。私の経験では、2000年頃に発売されたPentiumやCeleronといったCPUが故障した例は、当時店頭でCPUを販売していた頃でも一件もありませんでした(たしか月に100個以上は販売していたと思います)。しかし、Core 2以降のCPU、例えばi3、i5、i7などでは、故障するケースを何度か見かけました。
※昔はAMDのK6(Thunderbird)が焼き鳥と言われていたのは有名でしたね。
パソコンの脳であるCPUが人間の脳に追いつくためには、1秒あたり1000兆回の浮動小数点演算を実行する能力が必要だそうです。Intelは2018年頃にこれを実現したいとしていましたが、個人的にはまだまだ難しいのではないかと思っています。
※ちなみに、現在のスーパーコンピューターでも、人間が1秒で考えることを処理するのに40分かかるそうです。
孫社長「2018年にコンピューターは脳に追いつく」 :日本経済新聞 https://t.co/n2BsQqlRmf
— パソコン本舗 (@pasokon_honpo) 2016年3月7日