「10年くらい使っているパソコンが突然起動しなくなった」というご依頼がありました。電源を入れると画面にこう表示されます。
WARNING!! RTC is brokenPress F2 to Enter BIOS setup.
これ、簡単に直ります。
RTC is brokenの意味
パソコンの中には小さなコイン型電池が入っています。この電池が日付・時刻・BIOS設定を保存する役割を担っています。電池が切れると、電源を切るたびに日付が出荷時の設定(2015年とか2017年)に戻り、起動の順番など基本設定も初期値に戻ってしまいます。環境によってはその設定のままでは起動できなくなります。これがRTC is brokenというエラーの正体です。
充電池であるバッテリーとは別物です。バッテリーは外付けで交換できますが、このコイン型電池はマザーボード上に直接設置されています。
交換する電池はコンビニで買えます
使用する電池はCR2032という規格のコイン型電池です。時計や電卓に使われる電池で、コンビニや100円ショップでも手に入ります。昔はゲームウォッチに使われていた電池と言えば、ある世代には伝わるかもしれません。

今回はNECのノートパソコンでした。裏返してカバーのネジを外して開けると、マザーボード上にコイン型電池が見えます。


このNEC機は比較的簡単に交換できました。ただし機種によっては分解が複雑で交換が難しいもの、そもそも交換できない構造のものもあります。
交換後は日付を設定して完了
電池を交換したら起動して日付と時刻を設定します。インターネットに接続していれば自動で修正されます。これだけで完了です。
「修理できません、買い替えましょう」と言われた方へ
このエラーで量販店やメーカーに持ち込むと「修理できません、買い替えをお勧めします」と言われることがあります。でも電池を換えるだけで直るケースがほとんどです。10年使ったパソコンでも、他に問題がなければこの修理で数年は使い続けられます。
RTC is brokenと表示されて起動しないパソコンはパソコン本舗にご相談ください。その場で確認して対応します。


