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サポートサービス契約(年間保守など)について

depoつぶやき

最近、PCデポさんという上場企業で、あるご高齢のお客様に対して不適切な契約があったと報道がありました。解約に20万円の請求があったという話で、世間でも話題になっています。

記事は東洋経済ONLINE( http://toyokeizai.net/articles/-/132414 )

この件については様々な意見がありますが、私自身もかつて「月額の保守サービス」を提供していた立場として、あらためて「パソコンの保守契約って、そもそも必要なのか?」という視点でお話したいと思います。

結論から言いますと、当店では現在、保守契約サービスの受付をやめています。理由は大きく3つあります。


1.トラブルはある程度、予測できる

使う人の用途やパソコンの状態を把握できれば、「次に起こりそうなこと」はある程度わかります。そうすると、毎月毎月点検に伺う必要性は薄れてきます。


2.正しいバックアップ環境があれば十分

NAS(ナス)やクラウド(インターネット上の保存場所)をうまく使えば、たとえパソコンが壊れても、大事なデータは守られます。日々の業務が止まるような大きな問題には、まずなりません。


3.本当の問題はパソコン以外にある

実際、何度も点検に伺っていても、「使う人自身が困っている」状況が改善しないケースも多くあります。それは機械の問題ではなく、設定や知識、あるいは「そもそもパソコンがその人に合っているのか?」という根本的な問題だったりします。


ニュースになったおじいちゃんの件も、私は「だまされた」という話より、「安心したかった」から契約されたのだと思っています。
「誰かが見てくれている」という安心感を月々の料金で買った…いわば“保険”のような感覚ですね。

でも、その“安心”が本当に本人にとって必要だったのか?
そもそも、おじいちゃんにとってパソコンが必要だったのか?
そんな風にも考えてしまいます。もあるとのことですが、安心してパソコンを使いたいという事なら「何度同じ質問されても笑顔で答えます」的なパソコン教室を紹介すればよかったかもしれません。