新しい年が明け、2020年が始まりました。
本日はお客様のご依頼で、Windows 7をWindows 10にアップデートする作業を行っています。この作業に関連して、パソコンの性能を向上させるためのポイントを初心者にもわかりやすくご説明します。
ハードディスクからSSDへの交換の理由
Windows 7をWindows 10にアップデートする際、多くの場合、パソコンに内蔵されているハードディスク(HDD)をSSDという高速な部品に交換する作業も同時に行います。
その理由は、ハードディスクの寿命が一般的に約5年程度であるためです。もしこのタイミングで交換を行わないと、せっかくWindowsを最新のバージョンにしても、ハードディスクの故障によりパソコンが起動しなくなるリスクが高くなります。
特に、アップデートを希望されるお客様のパソコンは、購入から5年以上経過している場合がほとんどです。そのため、ハードディスクの交換は非常に重要な作業と言えます。
SSD交換で得られる効果とコストの比較
ハードディスクをSSDに交換し、Windowsを最新バージョンにアップデートすることで、以下のような効果が期待できます:
- パソコンの動作速度が2倍以上向上
- パソコンの寿命が延びる
- 性能次第では、新品パソコンよりも速く動作する場合もある
特に古いパソコンは、必要な部品を交換するだけで十分な性能を得られる場合が多く、買い替えよりもコストを抑えることができます。また、データや設定をそのまま残せる点も大きなメリットです。
買い替えのデメリット
新しいパソコンを購入する場合、以下のような手間が発生します:
- データ移行:古いパソコンから新しいパソコンへのデータ移行が必要です。
- 各種設定の再構築:Wi-Fiやメール、プリンター設定を一からやり直す必要があります。
- ソフトの再インストール:AdobeやOfficeなど、使用中のソフトウェアを再インストールしなければなりません。
これらの作業には時間とコストがかかります。そのため、「新しいパソコンを買ったほうが安いのでは?」という質問に対して、実際には買い替えのほうが高くつくことが多いと答えることが多いです。また、新しいパソコンの操作方法を覚える手間も発生します。
量販店やメーカーの「買い替え」推奨に注意
量販店やメーカーは「買い替えたほうが良いですよ」「設定は簡単です」と勧めることがよくありますが、これは商品を販売するための戦略の一つです。また、「部品がないため修理できない」と案内される場合もありますが、これも新商品を売るための一環と言えます。
最終的な選択はお客様次第
買い替えよりもアップデートや部品交換のほうが合理的であることをご説明しましたが、最終的な選択はお客様の価値観や好みによります。
- 中古品に抵抗がある方は、新品を選ぶかもしれません。
- 高価で最新のモデルを好む方は、買い替えを選ばれるでしょう。
- 当店のサービスや提案が合わないと感じる方もいらっしゃるかもしれません(苦笑)。
私たちは、お客様が最善の選択をできるようお手伝いすることを何より大切にしています。アップデートや修理にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。