昔から当店をご贔屓いただいている不動産業の社長様から連絡がありました。
「いつも通りパソコンを使っていたら、突然パソコンから煙が出て、電源がプツンと切れた」とのことです。
「マザーボードか電源ユニットの部品が焼けたのかな?」と思っていると、お客様が焼けたパソコンを抱えてご来店くださいました。早速パソコンを拝見したところ、なんとHDDのケーブルの付け根とケーブルの一部が焼けていました。
このパソコンは10年ほど前に購入されたもので、カスタマイズをされる方ではないため、購入時の状態のままお使いだったようです。原因は全く分かりませんが、HDDが焼けているため、パソコンに保存されているExcelデータや写真などの個人データは簡単には取り出せない状況です。データ復旧業者に依頼すれば、2〜30万円ほどで復旧できる可能性があるとのことです。
このパソコンは、お客様が会社のホームページを毎日更新するために使っている重要なものです。それが日課となっているお客様――つまり、お爺様ですので、楽しみを奪ってしまうわけにはいきません。私としても最短で修理を終え、ホームページの更新ができるように急ぐ必要があります。
そこで、すべてのデータは諦めていただき、HDDを交換してWindowsを再セットアップすることにしました。幸い、ホームページ作成ソフトで作成したデータはインターネット上に保存されていたため、ソフトを再インストールしてデータをパソコンに復元し、基本的なメールやプリンタの設定を当日中に完了させる予定です。
また、お客様は7〜8年前のバックアップデータを保存していたとのことでした。それでもないよりは良いので、そのデータを元に環境を整えます。
今日は大雨だったため、仕事を早めに終えて帰宅する予定でしたが、お客様が明日から再びホームページビルダーで更新できるようにすることが最優先ですので、全力で対応することにしました。