※この記事は2016年の熊本地震直後に書いたものを、2026年4月にリライトしました。記録として残します。
熊本地震の直後、被害を受けたお客様から修理依頼が集中しました。出張で対応した件数は7件。写真は実際に訪問したお客様のお部屋の状態です。棚が倒れ、パソコンや周辺機器が散乱していました。
7件のうちほとんどがケーブルを差し直すだけで直りました
地震の揺れで机から落下したノートパソコンやデスクトップパソコンに起動不良が多発していました。液晶モニターやHDDの接続コネクタが脱落しているケースが6件。でも実態はケーブルが抜けているだけで、差し直すだけで復旧したものがほとんどでした。
プリンターが床に落下してUSBコネクタ部分がもげたケースもありました。プリンター側の差込口を軽く手直しして新しいUSBケーブルに交換、これだけで復旧しました。
デスクトップパソコンが横に倒れると、SATAケーブルが外れてHDDが認識しなくなります。CPUクーラーが固定具から脱落するケースもありました。どちらも内部を開いて挿し直すか再固定するだけで解決します。
ケーブル1本抜けるだけで壊れたように見える
ケーブルが1本抜けただけで、画面が映らない・電源が入らない・異音がするという症状が出ます。お客様からすると「完全に壊れた」に見えます。でも実際は差し直すだけで直るケースが多い。
修理屋として正直に言うと、「あれっ、直った」という瞬間がこの仕事で一番気持ちいい瞬間のひとつです。お客様が諦めていたものが動くようになる。地震直後の混乱の中でそれが7件続いたのは、修理屋として充実した時間でした。
地震でパソコンが倒れたときにやるべきこと
地震でパソコンが倒れたり落下したりした場合、まず電源を入れる前に外観を確認してください。ケーブルが抜けていないか、コネクタが折れていないかを目視で確認します。異常がなければ電源を入れてみる。起動しない場合は内部のケーブルが抜けている可能性が高いです。
自分で開けるのが不安な場合はそのまま持ち込んでください。地震による落下・転倒後のパソコントラブルはパソコン本舗にご相談ください。買い替えを決める前に一度診断します。


