先日、「外付けハードディスクが突然動かなくなってしまった」というご相談をいただきました。中には大切な写真や資料が入っていたとのことで、データ救出のご依頼となりました。
今回の原因は「熱」でした。お預かりしたのは、手のひらサイズの2.5インチ外付けハードディスクで、冷却ファンがついていないタイプです。このような製品は軽くて便利ですが、長時間使っていると内部に熱がこもりやすく、ハードディスクが壊れる原因になります。
とくに夏場や、連続でデータを読み書きする使い方をされる方はご注意ください。ハードディスクは熱に弱く、一度壊れてしまうと、データを元に戻すのには高額な費用がかかってしまうこともあります。
私としては、今の時代は「クラウド」にデータを保存するのが一番安全だと思っています。たとえばGoogleドライブやiCloud、OneDriveなど、インターネット上にデータを預けることで、故障や災害から大切な思い出や書類を守ることができます。
でも、「やっぱり目に見えるところに保存しておきたい」という方もいらっしゃいますよね。その場合は、冷却ファンがついた外付けハードディスクを選ばれることをおすすめします。最近では、ファンに加えて放熱用のヒートシンク(アルミの冷却板)がついた製品も出てきています。少し値段は上がりますが、データの安心には代えられません。
個人的には、メーカーさんがもう少し冷却に力を入れた外付けハードディスクを出してくれればいいのになと思っています。多少値段が倍になっても、私なら迷わず買います。