顧客情報と機器の整理中です。

つぶやき

今日は当店のお客様で、写真館の事務所にお伺いしています。たまり溜まったデータの整理をご依頼されました。具体的には、昔の写真は削除したい、けど、どこまで消していいのか?との事でした。

法学には無縁なパソコン屋の店長さんです。何年分保存しておけばいいのか?、なんてさっぱり解りません。個人情報や労働条件に関係がある法律は勉強しましたが、正直、お客様を撮影した写真を保存しておく必要がある期間なんて適当です。

3年くらいだと思うのですが、写真屋さんの場合、3年過ぎてもお客様から「結婚式の写真、もう一度欲しいのですが、残っていますか?」と問い合わせがあるそうです。

個人情報の写真を削除せずに、手元に置くことは法律違反ですが、お客様の要望にお応えするよう念の為、データを残していると言うわけです。

私の会社ではないので、社長さんのご意向に沿って、データは4年分保存することにしました。

写真館などのプロが撮影する写真のデータサイズは大きく、この写真館の場合、1年分の写真の総容量は約8TB(8000GB)もありました。ですので、4年分で32TB(32000GB)ですね。

もともと10年近くあった写真データはばらばらになっており、それをまとめ、直近の4年分のデータを整理しました。32GB分ですね。

で、このデータは機器の故障でデータを失うわけにはいかないので、RAIDでミラーリング環境にします。複数のスタッフが利用するのでNASで32GB分ネットワーク環境も含め、すべてのPCからあくせすできるよう構築します。

コストパフォーマンスが良い、安くなった8TBのHDDを使用するので、1台2個必要として、8TBx2個xNAS4台=合計8TBx8台使うことになります。

8TBもだいぶ安くなったので、このような環境が構築できるようになりました。

作業がすべて完了して動作確認を行いましたが、予算に対しては十分すぎる環境が整ったと思います。

CPUの性能が高い高額なNAS機器やネットワークインフラステクチャにお金をかければ更に高額になりますが、ネットワークの世界も割と天井がないほど高額な費用がかかるし、私はネットワーク構築のプロを名乗るほど経験もないので、お手軽環境で構築しました。

とりあえず、お客様は満足されたようで良かったです。