「インターネットが繋がらなくなって」と、80歳くらいのお客様がご来店されました。
状況を確認すると、ルーターの電源が落ちているだけでした。電源を入れ直して、はい解決。うちの店としては瞬殺の案件です。ところがそのあと、「ついでに聞いてもいいですか」と切り出された。
「Windows11にアップデートできますか?他のお店で、できないと言われたんですが」
できます。と即答しました。
「できない」と言われた理由は、お店側の事情です
他店で断られた理由は技術的なものです。Windows11へのアップグレードは、少し知識と経験が必要な作業です。特に古いパソコンの場合、BIOSの設定変更やセキュアブートの確認が絡んでくることがある。手間がかかるので「できない」と言うお店があっても不思議ではありません。
ただ技術的に本当にできないケースはひとつだけ。32bit版のWindows10が入っている場合です。この場合はクリーンインストールが必要になります。それ以外、64bit版のWindows10が入っていれば、基本的にWindows11へのアップグレードは可能です。
できる、でも「やめたほうがいい」ケースもあります
できるかどうかと、やるべきかどうかは別の話です。
まずHDDが劣化しているパソコンにWindows11を入れるのは勧めません。アップグレード作業自体は完了しても、劣化したHDDはそのまま壊れるリスクがある。この場合はSSDへの換装を先に済ませてからアップグレードする順番が正解です。
次に性能が低すぎるパソコンの場合。Windows11は動きますが、動作がもっさりして使い物にならないケースがあります。「アップグレードできた」と喜んだのに、かえって遅くなったという結果では意味がありません。こういう場合は正直に「やめたほうがいい」とお伝えします。
Windows10のサポートは2025年10月に終了しています。そのまま使い続けるのはセキュリティ上のリスクがあるため、何らかの対応は必要です。アップグレードするか、パソコンを買い替えるか、どちらが合理的かはパソコンの状態次第です。
最終的にはお客様が決めることです
今回の80歳のお客様には、パソコンの状態を確認した上でアップグレードできることをお伝えしました。他店で「できない」と言われたのは、おそらく手間を避けたかったからでしょう。それはそのお店の判断ですが、うちは正直に答えます。
「Windows11にできると聞いたけど本当?」「他店で断られた」「アップグレードして大丈夫か不安」──そういった方は、パソコン本舗にご相談ください。パソコンの状態を見た上で、正直にお答えします。


