「どこのメーカーがおすすめですか?」
16年間、毎週のように聞かれ続けた質問です。毎回同じ答えを返しています。
「どこでもいいです。」
これを言うと大抵の方がきょとんとした顔をされます。そりゃそうです。アドバイスを求めて来たのに、突き放されたような気分になりますよね。でもこれが本音で、かつ正解です。理由を説明します。
昔はメーカーごとに「個性」がありました
富士通FMVには高倉健さんと田中麗奈さんが起用されていて、NECにはバザールでござーるのサルがいて、富士通にはタッチおじさんというキャラクターもいた。各社バンドルソフトも個性があった。ATOKが採用されているモデルを選ぶ理由にもなっていた時代がありました。
ちなみに当時、販売店の店員をしていた特権で、田中麗奈さんの富士通FMV等身大立て看板をもらったことがあります。これは秘密です。というか、今さら言いますが。部屋に飾っていたとか飾っていなかったとか、そのあたりの記憶は曖昧です(笑)。
でも今は違います。どのメーカーのノートパソコンを開いても、入っているのはWindowsとOffice、ちょっとしたツール、あとはお世話を焼いてくれるかどうかわからないアプリが数本。横並びです。差別化できる要素がほぼない。田中麗奈さんがいた時代が懐かしい。
中身の部品も、どこも同じです
ハードウェアの話をします。CPUはIntelかAMDの二択、グラフィックもサウンドもネットワークチップも、今はどのメーカーも同じ部品を使っています。昔はRealtekのネットワークチップはダメとか、LANはIntelじゃないとダメとか、AMDは不安定とか、そういう話がありました。今は断言できます。そういう目線で心配することは何もありません。
日本メーカーのロゴがついていても、中身は台湾や中国で製造されたパーツの組み合わせです。NECも富士通も東芝も、ハードウェアの構成は海外メーカーとほぼ変わりません。
選ぶなら「目的」で選んでください
メーカーよりも先に聞くことがあります。「何のためにパソコンを買うんですか?」という一点です。
ネットとメール中心なら、高性能なモデルは不要です。動画編集や画像処理をするなら、CPUとメモリのスペックが重要になる。外出先で使うなら軽さとバッテリーの持ちが優先です。この目的が決まれば、自然とスペックの絞り込みができて、メーカーは最後に好みで選べばいい話になります。
セキュリティが気になる方には一応伝えています。中国製は情報漏洩リスクを気にする声があること、アメリカ製は比較的安心感があること。ただ一般の個人ユーザーが日常使いする分には、そこまで神経質になる必要はないと思っています。
ちなみに私が欲しいのはChromebookです
仕事柄、いろんなメーカー・いろんなOSのパソコンを日常的に触っています。そんな私が今プレゼントしてもらえるなら何が欲しいかと聞かれたら、高性能なChromebookと答えます。理由は単純で、わたしはほぼブラウザしか使わないから。用途が決まれば答えは出ます。これがパソコン選びの本質です。
どのパソコンを買えばいいか迷っている方、用途の整理から一緒に考えます。パソコン本舗にご相談ください。


