※この記事は2018年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。
「最近、使ってる途中で急に落ちるんだよね」と、工場で10年間使い続けたデスクトップパソコンを持ち込んでくれました。個人事業主の社長さんです。
起動してみると、確かに不安定です。しばらく使っているとシャットダウンする。再起動するとまた動く。でもまた落ちる。熱暴走の典型的な症状です。
ケースを開けました。
原因は一瞬でわかりました。
ホコリが隙間なく詰まっていました
よく見るホコリです。でも量が違いました。冷却ファンの隙間が完全に塞がれていて、隙間がない状態です。10年間、工場という環境でひたすら吸い込み続けた結果です。
タバコのヤニでべたついているわけでもありません。乾燥した状態でぎっしり詰まっています。これは吹き飛ばせば気持ちいいだろうなと思いながらエアダスターを構えました。
一気に吹き飛ばしました。
ホコリの塊がまとめて出てきました。ファンが軽やかに回り始めました。
起動してみます。静かです。今まで唸っていたファンの音が嘘のように静かになりました。シャットダウンも再現しません。動作も軽くなりました。
作業時間は15分ほどでした。
「3年に一回くらい持ってくるよ」とおっしゃって帰られました。それで十分です。
急に電源が落ちる症状はホコリが原因のことが多いです
パソコンの内部ではCPUやグラフィックボードが常に熱を出しています。その熱を外に逃がすのが冷却ファンとヒートシンクの役割です。ホコリで塞がれると熱の逃げ道がなくなります。内部温度が上がり続けて、自己防衛のためにシャットダウンします。これが繰り返されるとCPUやマザーボードへのダメージが蓄積して、最終的に故障します。
「急に電源が落ちる」「動作が重くなった」「ファンがうるさい」という症状は、ホコリが原因であることがほとんどです。修理に持ち込まれる前に、まずホコリを疑ってください。
自分でできるホコリ対策
エアダスターで吹き飛ばすだけです。パソコンの通気口やファンの隙間に向けて吹く。屋外か換気の良い場所でやってください。室内でやるとホコリが舞い散ります。
エアダスターを選ぶときは逆さ使用OKのノンフロンタイプを選んでください。安い製品は逆さにすると液体が噴出して基板に付着することがあります。当店で実際に使っているのはエレコムのダストブロワーECOです。逆さにしても液が出ません。
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どのくらいの頻度でやればいいか
一般家庭のパソコンであれば1〜2年に一回で十分です。工場・飲食店・美容室などホコリや油煙が多い環境では半年に一回が目安になります。
自分でやるのが不安な方、内部まで開けて徹底的に清掃したい方はパソコン本舗にご相談ください。分解・清掃・動作確認まで対応します。


