※この記事は2017年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。
1年ほど前に修理したお客様から、また連絡がありました。
また壊れたとのことです。
ほとんど使っていないのに、です。
1年前も今回も、HDDの故障でした
1年前の修理は、HDDの経年劣化による故障でした。HDDを交換して、データを移行して、修理完了です。
今回も同じです。HDDの故障でした。
ほとんど使っていないのにHDDが壊れた。これはどういうことか。HDDは使わなくても劣化します。通電しているだけで内部のパーツは消耗します。使用頻度が少ないから安全というわけではありません。わたしにも、お客様にも、どうしようもない話です。
保証期間は少し過ぎていました。でも関係ありません。お客様には何の過失もない。誰にも原因がわからなくても、修理してから1年で再び壊れたという事実は変わらない。だから無償修理にしました。
無償修理にしました。修理費用も半額にしました。納品費もいただきませんでした。
当然だと思っています。
自己満足だと言われればそうです。でも自己満足でいい。これはお客様に向けて言っているのではなく、自分に向けて言っています。そういう仕事をしなかった日の夜は気持ちが悪い。それだけの話です。
男ならこのくらい保証しろ、という気持ちです。
サラリーマン時代は1日でも過ぎたら有償でした
サラリーマン時代の話をします。当時いた会社は上場を目指していました。規模を大きくするフェーズです。そういう会社では当然、ルールが優先されます。
保証期間が1日でも過ぎたら有償。例外なし。お客様に過失があるかどうかは1ミリも考慮しない。これがルールでした。わたし一人の会社ではないので、当然です。上場を目指す企業がそうなるのは仕方がない。理屈はわかっていました。
でも腑に落ちませんでした。
お客様に過失がないのに、期間が過ぎたからという理由だけで請求する。そこに誠実さはないと思っていました。でも会社ではそれが正しいとされる。わたしがいくら腑に落ちなくても、ルールはルールです。
今回、無償修理を決めたとき、あの頃のことを思い出しました。あのルールが嫌だから独立したんだったな、と。
一人でやっているから、誰にも許可をとらずにこういう判断ができます。それが一人経営の一番の強みだと思っています。
Acer TravelMate 7740のリカバリ方法
作業の話もひとつ書いておきます。
Acer TravelMate 7740はCDやDVDを使わずにリカバリできます。ただしコマンドの入れ方がわかりにくい。
電源を入れてAcerのロゴが画面に出ているとき、「ALT」キーと「F10」キーを同時に押します。これだけです。D to D領域を使ったリカバリが始まります。CDもUSBも不要です。
タイミングが早すぎても遅すぎても入りません。ロゴが出ている一瞬を狙って押す。何度か試せば入ります。同じAcerでもモデルによって違う場合があるので、全機種に使えるわけではありません。
9年後の話
この記事を書いたのは2017年です。当時、「また壊れた場合は無償修理+HDDも新品に交換する」とお客様に約束しました。
9年経ちました。
さすがにその約束は無効です。笑
でも気持ちは変わっていません。保証期間の話ではなく、修理屋としての姿勢の話です。そうしないと夜に気持ちが悪い。それだけです。
パソコンの修理はパソコン本舗にご相談ください。


