※この記事は2020年の修理事例をもとに、2026年4月にリライトしました。
台風が熊本県を通過しそうだという週に、何度かご来店いただいているお客様から連絡がありました。「ノートパソコンのキーボードが壊れたから新しく買い替えようと思ったけど、その前に松尾さんに相談しようと思って」とのことでした。
嬉しい連絡です。買い替える前に相談してくれた、というのが嬉しい。
キーボードは部品交換で直ります
ノートパソコンのキーボードは部品として交換できます。費用は高くても15,000円程度です。一方、新しいパソコンに買い替えると本体代が10万円前後、さらにデータ移行費、初期設定費がかかります。それだけお金を払っても、新しいパソコンの使い方を覚え直す手間が別途かかります。
「買い替えなくても解決できますよ。気持ち的に新しくしたい場合はともかく、覚え直す手間もかかりますよ」とお伝えすると、「それは直したほうがいいね!」とのことでキーボード交換をさせていただきました。
「部品がない」と言うのは売りたいからです
メーカーや量販店に持ち込むと「部品がないので修理できません」と言われることがあります。キーボードに限らず、液晶、バッテリー、充電コネクタなど、様々な部品で同じ対応をされるケースがあります。
ただ、部品は普通に入手できます。国内で在庫がなくても、海外ルートで調達できるものが大半です。「部品がない」という回答は、修理が面倒だから、あるいは新しいものを売りたいからという理由であることがほとんどです。
新しいパソコンを覚え直すコストは見えにくい
買い替えのコストは、本体代だけではありません。新しいパソコンに慣れるまでの時間と手間が、特に高齢の方や忙しい方には大きな負担になります。メールの設定、よく使うソフトの再インストール、デスクトップの配置、印刷設定──全部やり直しです。慣れたパソコンが使い続けられるなら、それが一番ストレスがありません。キーボードの故障程度であれば、修理一択です。
買い替える前に、一度相談してほしい
今回のお客様のように、買い替える前に一度相談してくれると、最適な判断ができます。修理で済む場合は修理をご提案します。パソコンの年数や性能を考えると買い替えたほうが得な場合は、正直にそうお伝えします。どちらが正解かは、状態を見てから判断することです。
キーボードが壊れた、液晶が割れた、電源が入らない──買い替えを検討する前に、パソコン本舗にご相談ください。修理できる可能性は、思っているより高いです。


