※この記事は2017年に書いたものを、2026年4月にリライトしました。
1週間で60代男性3人から同じ内容の問い合わせがありました。全員がOCNやPlalaといった昔からあるプロバイダのメールを毎日確認するのが日課という方です。メールに詳しくないため、心当たりがあったり疑問に思ったりするとすぐに反応してしまう。
届いていたのは「マイクロソフトセキュリティチーム」を名乗る迷惑メールでした。
メールの内容はこういうものです
セキュリティに関する警告!!
あなたのオフィスソフトの授権が間もなく終わってしまう可能性があります。マイクロソフトセキュリティチームの調べによれば、あなたのオフィスソフトのプロダクトキーが何者かにコピーされている不審の動きがあります。検証作業が行われていない場合、あなたのオフィスソフトのプロダクトキーの授権状態がまもなく終わります。今すぐ認証。
日本語がおかしい。「授権」という表現は日本語として不自然です。「間もなく終わってしまう可能性があります」という曖昧な脅し文句。でも毎日メールを確認している方が「Officeが使えなくなるかもしれない」と書いてあれば、反応してしまうのは当然です。
マイクロソフト本社もこのメールについて「弊社から送信しているメールではございません。削除してください」と公式に注意喚起を出しています。
「まさかそこまでしないだろう」は通用しない時代です
お客様に毎回お伝えしていることがあります。「詐欺とはいえ、まさかそこまでしないだろう」と思わないでください、ということです。
昔であれば「若者が老人を路上で殴るなんてありえない」という感覚がありました。今は起きています。「まさかそこまでしないだろう」という感覚が、詐欺に引っかかる一番の原因です。今の詐欺師はやってはいけないことを平気でやります。その前提で動くことが身を守る唯一の方法です。
不審なメールへの対応は削除一択です
マイクロソフトを名乗るメールが届いても、リンクをクリックしないでください。個人情報を入力しないでください。「?」と思ったら即削除が正解です。本物のマイクロソフトからの重要な通知は、メールのリンクではなくWindowsの設定画面やMicrosoftアカウントのページから確認できます。
3人とも被害に遭う前に相談してくれたので助かりました。相談してくれればこちらで判断できます。怪しいメールが届いたらリンクを押す前にパソコン本舗にご連絡ください。

