お車は店舗看板の真下、または裏の駐車場をご利用ください。

ワードは開くのにエクセルだけ開かない。原因と修理の実例

スポンサーリンク
不良セクタ 修理

※この記事は2022年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。

「エクセルだけが起動しないんです」と、中年の男性がご来店されました。

ワードは開く。エラーメッセージも出ない。でもエクセルだけ動かない。こういう症状は意外に多いです。

Officeソフトの問題ではありません

最初に思うのは「Officeが壊れたのかな」です。でも少し考えると、それは違うと判断できます。OfficeはExcelもWordもPowerPointも一緒にインストールされます。ひとつだけ壊れるような構造ではありません。特にMicrosoftの製品はOSと深く連携しているので、Excelだけが単独で壊れるという状況はかなり珍しい。エラーメッセージが出ないのも引っかかります。本当にソフトに問題がある場合は、たいてい何かしらのエラーが表示されます。

もう少し詳しく言うと、Excelには既定のテンプレートファイルがあります。このテンプレートが破損している場合はExcelだけが起動しないケースもあります。でもその場合はたいていエラーメッセージが出ます。今回はエラーなしで完全に起動しない状態でした。

LibreOfficeというMicrosoftのオフィス互換ソフトがあります。こちらで同じような症状が出た場合は、ほぼ間違いなくソフト側の問題です。LibreOfficeはOSとの結びつきが薄い独立したソフトなので、ソフト自体が壊れたかどうかが判断しやすい。でも今回はMicrosoftのOfficeです。エラーなし、ワードは開く。この状況で経験則上まず疑うのはHDDの不良セクタです。

チェックしたらやはり不良セクタがありました

不良セクタというのは、HDDの読み書きができなくなった箇所のことです。HDDは磁気ディスクに細かくデータを書き込んでいますが、経年劣化や衝撃でその一部が損傷します。Windowsが入っている場所が正常でも、別のプログラムが入っている場所が壊れていれば、そのプログラムだけが動かなくなります。Excelのプログラムが入っていた箇所がちょうど壊れていた、というのが今回の原因です。

チェックしてみると、やはり不良セクタがありました。

SSDに交換してあと5年使いましょう

このパソコンはCore i5搭載で、まだまだ十分使えるスペックです。HDDをSSDに交換することにしました。SSDはHDDと違い物理的な可動部品がありません。衝撃に強く、不良セクタが発生しにくい。起動も速くなります。HDDからSSDへの交換は、パソコンを長く使い続けるための一番確実な選択です。あと5年は快適に使えるとお伝えしました。

お客様はわたしの説明に納得してくださいました。技術的な話を理解していただけると、わたしはとても嬉しいです。修理屋冥利に尽きます。

エクセルが起動しない・開かない症状はパソコン本舗にご相談ください。