※この記事は2022年の修理事例をもとに、2026年4月にリライトしました。
90歳近くのお客様からご相談がありました。「熊本地震の頃に量販店で買ったノートパソコンを久しぶりに使おうとしたら、動作が遅くて困っている」とのことでした。
拝見すると確かに遅い。Celeronにメモリ4GB、HDD搭載のモデルです。もともと控えめなスペックで、2016年頃の購入ならすでに8〜9年経っています。通常であればメモリ増設かSSD換装をご提案する案件です。
用途を聞いたら、月1回Excelに数字を入力するだけでした
詳しくお話を伺うと「月に一度、Excelに数字を入力するだけ」とのことでした。インターネットも少し使うとのことです。
この用途でSSD換装やメモリ増設をするのは過剰です。費用をかける必要がありません。わたしが提案したのはセキュリティソフトの導入だけです。3年間有効のタイプを選びました。インターネットを使う以上、ウイルス対策だけはしておく必要があります。
売上より用途に合った提案をする
売上を優先するならSSD換装とメモリ増設を勧めれば良かった。でも月1回Excelに数字を入力するだけの用途に、数万円かけてアップグレードする意味はありません。
修理屋として長年やっていると、必要ない提案をしない判断が一番大事だと感じています。お客様の用途と予算に合わせて必要なものだけ提案する。それだけです。大げさな話でも美談でもなく、当たり前のことをやっているだけです。
セキュリティソフトの導入後、「これで安心して使えるね」と喜んでいただきました。
古いパソコンをどこまで使い続けるか
Celeron・メモリ4GB・HDD構成のパソコンは、今の基準では確かに遅いです。でも用途が限定的であれば、まだ使い続けられるケースがあります。判断の基準は何をするかです。
月1回Excelだけなら現状維持。毎日インターネットやメールをするなら、SSDへの換装を検討する価値があります。動画編集や最新ゲームを使いたいなら、買い替えが現実的です。
「パソコンが遅くなった、買い替えか修理か迷っている」という方は、まず用途を整理した上でパソコン本舗にご相談ください。必要なことだけをご提案します。


