最近、お客様からこう聞かれることが増えました。
「前よりパソコン、高くなってません?」
……ええ、なってます。残念ながら、気のせいではありません。
■ 犯人は「AI」。しかも世界規模
結論から言います。
パソコンの部品が高い最大の理由は、AIです。
最近よく聞く「AIで何でもできる時代」。
実はこのAI、とんでもない量のメモリを食べます。
AIは人間で言うところの「脳みそ」が巨大です。
この脳みそを動かすために、サーバーには大量のメモリが必要になります。
結果どうなるか。
👉 メモリ工場が、AI向けの注文で埋まる
👉 家庭用パソコン向けのメモリが後回し
👉 値段が上がる
はい、これだけです。とてもシンプルで、とても悲しい。
■ メモリ屋さんは、悪くない(でも容赦しない)
ここで誤解しないでほしいのですが、
SamsungやSK hynix、Micronといったメモリメーカーは、慈善事業ではありません。
儲かるところに作る。
これ、企業としては正しい行動です。
AI向けメモリは
・数量が多い
・単価が高い
・契約が長い
……そりゃ、そっち優先しますよね。
結果、私たちが使うパソコン用メモリは静かに値上がりします。
■ グラボが高いのは「中身の半分がメモリ」だから
次にグラフィックボード。
これもよく誤解されますが、
グラボ=高性能な計算機+大量のメモリ
です。
中でもVRAM(映像用メモリ)が高い。
つまり、
👉 メモリが高い
👉 グラボも高い
この流れは避けられません。
NVIDIAやAMDが値上げしているというより、
部品の原価が上がっているのが実情です。
■ 「昔は安かった」は、もう戻りません
ここが一番つらい話です。
今回の値上がりは
❌ 一時的な品不足
❌ 転売ヤーのせい
ではありません。
世界の半導体生産が「AI中心」に設計し直されている
これが本質です。
つまり、
・昔の価格に戻る可能性は低い
・安くなるとしたら性能を下げたモデル
という、なかなか厳しい未来。
■ みなさまへ
「じゃあ、今はパソコン買わないほうがいいの?」
いいえ、使い方次第です。
✔ ネット
✔ メール
✔ 写真整理
✔ 家計簿
✔ YouTube
これなら、最新・高性能は不要です。
パソコン本舗では、
必要な性能だけに絞った構成で、
「高い理由をごまかさずに」組みます。
■ まとめ
- パソコン部品高騰の主因はAI需要
- メモリ供給がAI向けに集中
- グラボ価格はVRAM高騰の影響
- 価格は構造的に高止まり
- 用途に合った構成が最重要
パソコンが高くなったのは、
店の努力不足でも、便乗値上げでもありません。
世界がAIに夢中になりすぎた結果です。
……正直、ちょっと疲れますね。当店のオリジナルPCも値上がり必須になります。
でも、だからこそ「ちゃんとした店」である必要があります。




















