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パソコンに水をこぼしたらまず電源を切ってください。修理できた話

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水没修理 修理

※この記事は2024年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。

朝一でご連絡をいただきました。「昨夜パソコンに水をこぼしてしまいました」と。

話を聞くと、キーボードの真上からコップ半分ほどこぼしたそうです。でもお客様はすぐに電源を切って、何も触らずそのまま朝一で連絡してくれました。

これが正解です。

水こぼしのトラブルで修理が難しくなるケースの多くは、電源を入れたまま拭こうとしたり、乾かそうとしてドライヤーを当てたりすることが原因です。通電した状態で水が広がれば、基板がショートします。基板がショートすれば、交換するしかありません。焦る気持ちはわかりますが、電源を切ってそのままにしておくのが最善です。お客様の判断が、パソコンを救った可能性が高い。

水こぼしは時間との勝負です

持ち込まれたその日に分解しました。水こぼしは時間との勝負です。内部を開けてみると、なかなかの水が残っていました。少し慌てます。メイン基板、サブ基板、外せる部品はすべて取り外して水の影響を確認します。

顕微鏡で基板の隅々まで確認します。水の跡や腐食が始まっている箇所がないか見ながら、専用の洗浄液で丁寧に拭いていきます。コネクタの接点、チップの周辺、ケーブルの根元。どこかひとつでもショートしていれば起動しません。テスターをあてながら一か所ずつ確認していきます。

大丈夫そうです。

組み直して電源を入れると、無事起動しました。お客様に連絡すると「本当に良かった」と声が弾んでいました。仕事で使っているパソコンだったので、データが消えていたら大変なことになっていました。

正直に伝えたこと

ただ、正直に伝えました。将来、錆が出てくる可能性があります。今は動いていますが、内部に水分が残っていれば、じわじわとダメージが進行することがあります。半年後に突然動かなくなっても不思議ではない。

それでも、今使えるようにしておくことは意味があります。バックアップを取る時間ができるからです。水こぼしに限らず、パソコンはいつ壊れるかわかりません。大事なデータはクラウドや外付けHDDに定期的に保存しておくことを強くおすすめします。

パソコンに水をこぼしたらまず電源を切ってください

今回は運が良かった、というのが正直なところです。基板がショートしていたら、同じ費用では直りません。お客様が即座に電源を切ったことと、朝一で連絡をくれたことが結果につながりました。

パソコンに水をこぼしたら、まず電源を切ってください。拭かなくていいです。ドライヤーも不要です。そのまま持ち込んでください。

パソコンの水こぼし修理はパソコン本舗にご相談ください。