お車は店舗看板の真下、または裏の駐車場をご利用ください。

熊本地震で多発したACアダプタ破損。MacとWindowsで差が出た理由

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地震 パソコン豆知識

※この記事は2016年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。

熊本地震の翌日、当店の中も棚や荷物がひっくり返って大変な状態でした。それでも片付けながら、パソコンが動かなくなったという出張依頼の電話が次々に入ってきました。

益城、阿蘇、新町。地震が直撃した地域からの依頼が多くありました。

いつも通る道が、いつもの道ではなくなっていました

普段なら何も考えずに車で走れる道が、アスファルトが波打って通れなくなっていました。道路の真ん中に大きな亀裂が入って、車では迂回しないと進めない箇所がいくつもありました。沿道に建っていた家が傾いて、瓦が崩れて道路に散らばっている場所もありました。マンションのテラスがひび割れて、今にも崩れそうな状態で残っている建物もありました。

益城町は、そもそも車で入ることができない区域がありました。車が通れない場所はバイクで向かい、バイクでも入れない場所は、最後は歩いて訪問しました。

結局5〜6件のお客様のお宅を回りました。お伺いしたお客様のご自宅は幸い倒壊などの被害はなく、お客様ご本人も40〜50代の方が多く、皆さんお元気でした。それが何よりでした。困っていたのはパソコンとプリンタです。

プリンタが落下してケーブルの差し込み口が破損していました

パソコンラックの上段に置いていたプリンタが、揺れで床に落下していました。つながっていたUSBケーブルは外れていましたが、差し込み口を見ると無理な力が加わって変形していました。どのような力が加わると、あのような曲がり方をするのか不思議になるほどの状態でした。

今回の震災では、USBの差し込み口よりも、パソコンのACアダプタのケーブル口が破損しているケースの方が多かった印象です。コードに足を引っ掛けたり、本体が落下したりしたときに、差し込み口側に力がかかって内部のピンが曲がってしまう。これが何件も続きました。

MacのノートはほぼAC破損がありませんでした

面白いことに、AppleのMacノートを使っているお客様のところでは、ACアダプタの破損をほぼ見かけませんでした。

理由はMagSafeです。MacのACアダプタの差し込み口は、電気ポットのケーブルと同じマグネット式になっています。磁石でくっついているだけなので、コードに足を引っ掛けたり、本体が落下したりすると、コネクタ部分がすっと外れます。引っ張られた力がそのまま内部のピンに伝わらない。これが破損を防いでいます。

Windowsのノートは今も丸い穴に差し込むタイプ(四角形や変形タイプもありますが)がほとんどです。無理な力が加わると、磁石のように外れることはなく、そのまま内部が壊れます。地震のような強い衝撃には、構造的に弱いと言わざるをえません。

ラックの上段には物を置かないでください

あの震災から10年経ちました。今もパソコンラックの上段にプリンタやスピーカーを置いている家庭は多いと思います。地震大国に住んでいる以上、上段には極力物を置かない、置くなら滑り止めや固定具を使う。これだけは覚えておいてください。

地震対策とは結局、物を増やさず、置く場所を考えることに尽きます。考えてみれば、断捨離と地震対策は同じ方向を向いています。物が少なければ、落ちて壊れるものも少ない。整理整頓が一番のコネクタ保護です。

パソコン・プリンタの故障・修理はパソコン本舗にご相談ください。