「もう古いし、買い替えどきですかね」
修理のご相談でご来店いただくお客様の、おそらく8割がこうおっしゃいます。
結論から言います。買い替えが必要なお客様は、100人中1〜2人です。残り98〜99人は、修理または部品交換で解決できます。
「古いから」という理由だけで買い替えを決めるのは、エンジンオイルを交換すれば直る車を廃車にするようなものです。
遅い・重い、の正体はたいてい「これ」です
動作が遅くなる原因の多くは、ハードディスク(HDD)の劣化です。パソコン本体の性能ではありません。
Core i5やi7を搭載した、本来まだまだ使えるノートパソコンが、HDDが原因で遅くなっただけで捨てられていく。これが現場で毎日のように起きていることです。HDDをSSDに交換するだけで、体感速度が別物になるケースがほとんどです。
買い替えが本当に必要なのは、たとえばWindows 7時代のCore 2 DuoのPCや、もともと処理能力が低いAMDの廉価モデルくらいのものです。それ以外は、まず修理・交換を検討してください。
なぜ「買い替えを勧めるお店」が多いのか
正直に言います。修理は手間がかかる割に、利益が出にくい。家電量販店や大手チェーンにとって、修理を丁寧に進める店員は「売上を下げる存在」です。
もし私が上場企業の社長で、株主の顔色をうかがう立場なら、修理を勧める店員を店頭には立たせません。それが現実です。
だからこそ、「古いからダメですよ」「買い替えどきですよ」という言葉が、当たり前のように飛び交う。知識がなければ、そのまま信じてしまいます。
来店時、最初にお伝えすること
最近、ご来店されたお客様への最初の一言はほぼ決まっています。
「古いから・遅いから使えない、ということではなく、劣化した部品が原因です。その部品を交換するだけで改善できます」
これを聞いて、ほっとされるお客様がほとんどです。

診断は無料です。「修理か買い替えか」の判断は、25年の現場経験を持つ私が責任を持って行います。「買い替えたほうがいい」と判断した場合は、その理由を明確にお伝えします。ごまかしません。
捨てる前に、一度持ってきてください。


