LINEにAI機能「Agent i」が搭載されました。トークルームでAIが返信やスタンプを手助けしてくれる便利な機能です。
でもわたしは使いません。仕事で使っているLINEには絶対に同意しません。理由を書きます。
同意画面をちゃんと読みましたか
「AIの学習には使われません」という説明があります。これだけ読んで安心した方はいませんか。
同意内容をよく読むと、Agent iを使ったトークルーム内で送受信した最大300件のメッセージが、サービス提供と不正利用防止のために取得されると書かれています。「AIの学習には使わない」は本当かもしれません。でも機能を動かすためにトーク内容を分析する設計になっているということです。
さらにメッセージ本文以外に、プロフィール情報・内部識別子・トークルームのタイプ・送受信日時・利用開始日時・どの機能を使ったかも取得対象です。利用目的には不正利用防止だけでなく、サービスの開発・改善・統計分析、そして興味関心に適した広告表示も含まれています。
広告です。あなたのトーク内容が広告に使われる可能性があります。
「同意した」という事実が一番怖い
これは違法ではありません。むしろそこが問題です。最初に同意を取っているため、読まずに同意ボタンを押してしまうと「その範囲で使われることに同意した」という扱いになります。文句を言えない状態に自分でなってしまうわけです。
LINEは無料です。無料のサービスはあなたのデータが商品です。これはLINEに限らず、無料で使えるすべてのサービスに共通する話です。タダより高いものはないというのは、こういう意味でもあります。
仕事でLINEを使っている方は特に注意してください
個人の雑談ならまだいいです。問題は仕事でLINEを使っている場合です。
お客様の名前、電話番号、住所、相談内容、見積金額、家族の話。こういった内容がLINEのトークに含まれている場合、AI機能に同意することはお客様の個人情報を差し出すことと同じです。お客様は同意していません。
主婦の方も要注意です。子供の学校の話、家族の健康の話、家計の話、友人との相談。これらが分析対象になり得ます。深く考えずに「便利そう」と同意した瞬間から、プライベートな会話がLINEのサーバーで処理されます。
修理屋として言わせてください
当店はどの企業とも提携していません。LINEと利害関係もありません。だから好きなことを書きます。
LINEはもともと韓国の会社が作ったサービスで、現在はLINEヤフーという会社が運営しています。2021年には中国の関連会社から日本ユーザーのデータにアクセスできる状態だったことが発覚して問題になりました。その後改善されたと説明されていますが、信頼を取り戻したかどうかはわたしには判断できません。
そういう経緯のある会社が提供するAI機能に、仕事のトーク内容を差し出すかどうか。よく考えてください。
結論:よくわからなければ同意しない
Agent iは便利な機能かもしれません。でも便利さと引き換えに何を渡しているのかがわからない場合は、同意しないのが一番安全です。
同意するかしないかはあなたの自由です。でも「なんとなく便利そうだから」「みんな使っているから」という理由で押すのはやめてください。同意した後でLINEに文句を言っても遅いです。同意したのはあなた自身だからです。
スマホやLINEの設定でわからないことがあればパソコン本舗にご相談ください。


