お車は店舗看板の真下、または裏の駐車場をご利用ください。

ゲーミングノートPCは買ったらだめ

スポンサーリンク
パソコン豆知識

※この記事は2025年9月の内容をもとに、2026年4月にリライトしました。

店頭やネット通販で「ゲーミングノートPC」を見かけることが増えました。最新のCore i9、RTX 5070、32GBメモリ──こうした響きに惹かれる方も多いでしょう。

修理現場に立ち続けてきた目線から、はっきり言います。ゲーミングノートPCは買う前に、よく考えてほしい製品です。理由を説明します。

価格が高すぎます

ハイエンドのゲーミングノートは約30万円します。冷蔵庫や洗濯機がこの半額以下で買えることを考えると、ノートPCに30万円というのは相当な金額です。しかも後述しますが、寿命が長い製品ではありません。同じ予算でデスクトップPCを組めば、はるかに性能が高く長持ちする環境が作れます。

保証1年、熱で1〜2年で劣化します

この価格帯でも保証はわずか1年です。そして構造上の問題があります。最新CPUとGPUは消費電力と発熱量が大きい。デスクトップPCなら大型ファンや水冷で対処できますが、ゲーミングノートは小さな筐体に詰め込んでいるため冷却に限界があります。

最初は快適、数か月後にファンが常時フル回転、1年ほどで内部が熱にやられて劣化する。修理現場でもこのパターンで「電源が落ちる」「画面が映らない」「異音がする」という相談が後を絶ちません。使い方の問題ではなく、構造上の問題です。

壊れても修理できません

CPUもGPUも基板直付けで、冷却部品も特殊形状です。メーカー以外から部品が手に入らないため、一般の修理店では対応できません。当店にも相談が入りますが、部品が手に入らないため助けられないケースが大半です。「高額な基板丸ごと交換」か「修理不能」という結末になります。

子育て世代の親御さんへ

中高生のお子さんに「ゲーミングノートが欲しい」と言われた場合、30万円の製品を買う必要はありません。フォートナイトやマインクラフト程度であれば、10万円以下のRyzenノートで十分動きます。ゲームがメインならPlayStation 5のほうが安定しています。

量販店では高額モデルを勧められることがありますが、お子さんが実際に使う環境や部活内の状況を確認した上で判断してください。スペックの数字だけで選ぶと、後悔する可能性があります。

まとめ

日本人が損をしている構造

ここが問題の本質です。高額で寿命が短く修理もできないゲーミングノートPCを、日本では「高性能の証明」として買う文化があります。海外ではコスト意識が強く、同じ性能を求めるならデスクトップPCを選ぶのが普通です。

30万円を払って1〜2年で壊れ、修理もできず買い替える。その繰り返しで利益を得るのはメーカーと販売店です。私たちが「性能が高いから仕方ない」と思っている間に、コスパの悪い買い物を繰り返す構造ができあがっています。

大切なお金を守るために、冷静に考えてほしい。高性能に見えても長持ちしない、直せない、保証も短い。これがゲーミングノートPCの現実です。