今年は熊日新聞にワープロの広告を掲載させて頂きました。
ワープロの記事をインターネット上で書いても、ユーザーさんは見ないかもしれませんが、同業者さんはお役に立つかもしれませんので、情報を書いておきたいと思います。
一番多かったのは、液晶の故障です。DSTN(上下にスライドさせて表示を調整するタイプ)は変色して表面が波打った症状になってしまいます。
こんな感じ。液晶部品の入手は可能なので、依頼があったワープロは全て直しました。
2番めに多かったのは、フロッピーの故障です。
ほどんどはフロッピーベルトが切れていることが原因でしたので、ベルトを付け直せば直ります。ベルトの長さにもよりますが、修理は可能です。
3番めは、印刷が出来ない。かすれるという症状です。
現行のインクジェットプリンターと違い、ワープロの場合はメインボードが原因の故障が多く、ボード交換修理がほとんどでした。
最後4番目はキーボード不良です。
ワープロの場合、キーボードの故障は珍しいのか、今回の広告では1件だけでした。
多くの場合、かな入力とローマ字入力の違いがわからないというトラブルが多いようでした。
熊本だけしかわかりませんが、メーカーは書院よりもパナソニックのスララが人気があるようで、同機種を何台も持っているお客様はスララユーザーが一番多かったようです。
個人的には、Windows10の次はぜひWindowsワープロの登場を期待したいところです。
>PC-8801用ワープロ
辞書を盗用された会社は、熊本だったなぁ。
このワープロを動かしていたOSだったか、OS上のユーティリティにバグあったんだよな。報告したら修正版送ってきた。
— にゃあさん (@nyer_san) 2016年5月18日