※この記事は2017年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。
益城の畑道を通って出張しました。田んぼと畑が広がる自然豊かな場所で、道が少し細い。こういう出張は好きです。
お客様は60代の男性です。いつも通り仕事をしていたら突然画面が逆さまになった。慌てて電源を切って入れてを繰り返したら、今度はパソコンが起動しなくなった。お急ぎだということで出張依頼がありました。
画面が逆さまになる原因はキーの誤操作です
これは故障ではありません。Intelのビデオチップを搭載したパソコン特有の機能です。Intel HD Graphicsなどと書いてあるパソコンが該当します。
「Ctrl」+「Alt」を押したまま矢印キーを押すと、画面が回転します。←で左回転、→で右回転、↑で元に戻ります。便利といえば便利ですが、誰も使わない機能です。
ワードやエクセルで毎日作業している方は、Ctrl+CやCtrl+Vのコピーペーストを多用します。指のポジションがCtrlとAltに近い状態で矢印キーに触れると、知らないうちに画面が回転します。本人はキーを押したつもりがないので「突然画面が逆さまになった」と感じます。今回もそのパターンです。
直し方は簡単です。
Ctrl + Alt + ↑
これだけです。一瞬で元に戻ります。
問題は強制終了を繰り返したことでした
画面の回転自体は一瞬で直せます。でも今回はそこで終わりませんでした。
お客様は画面が逆さまになって慌てて、電源を切っては入れる、切っては入れるを何度も繰り返しました。せっかちに電源を操作し続けた結果、Windowsが起動途中で強制終了された状態が重なり、OSのファイルが壊れてしまいました。
Ctrl+Alt+↑を一回押せば5秒で終わる話が、OS修復の作業に変わりました。
OS修復は1日かかりました。
せっかちは高くつく、という典型的な例でした。
似たような誤操作トラブルが他にもあります
同じように「知らないうちに触れてしまう」系のトラブルは他にもあります。ノートパソコンの無線スイッチを手のひらの側面で触れてオフにしてしまい、インターネットが繋がらなくなる。昔の富士通のノートパソコン限定ですが、主電源スイッチを手の母指球でスライドさせてしまい、電源が入らなくなる。
いずれも故障ではありません。設定を戻すだけで直ります。でも知らなければパソコンが壊れたと思って修理に持ってくる。こういった「実は故障ではない」トラブルの問い合わせは、この画面回転だけで10件以上来ています。
パソコンの画面がおかしい・起動しないという場合は、パソコンをお持ち込みください。なお現在、出張対応はネットワーク・インターネットの設定トラブルのみ承っています。パソコンの修理出張は対応しておりませんのでご了承ください。


