※この記事は2024年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。
毎日使っている外付けハードディスクが、昼から突然認識しなくなったとのことでご依頼がありました。
朝は使えていたそうです。
持ち込まれたその場で検証しました。通電はする、異音もない。一見すると普通に見えます。ところが内部を確認すると、不良セクタが大量にありました。不良セクタというのは、HDDの読み書きができなくなった傷のようなものです。少量であれば問題ありませんが、今回は大量に発生していました。データが載っている場所に傷があれば、そのデータは読めません。
外から見てもわからないのがHDDの怖いところです。通電するし異音もない、一見普通に見えるHDDが内部で深刻なダメージを受けている。こういうケースが外付けHDDには多いです。
わたしの技術では救出できない可能性の方が高い、ということをお伝えしました。お客様の顔が曇りました。大事なデータが入っているとのことでした。
ハードディスクは壊れるのが前提で、絶対に信用してはいけない
「ハードディスクって壊れるんですか?壊れないと思っていました」とお客様から聞かれました。「そうですね、壊れるときは壊れますね」と答えましたが、本音は違います。
ハードディスクは壊れるのが前提で、絶対に信用してはいけない。
消耗品です。寿命があります。精密機器なので衝撃や温度変化にも弱い。壊れる前兆もなく、今回のように朝まで動いていたものが昼に突然死することも普通にあります。修理屋として20年以上やってきて、データ消失で泣いたお客様を何人も見てきました。毎回思うのは、バックアップさえあれば、という話です。
USBメモリとSDカードはさらに壊れやすいです
ちなみにUSBメモリやSDカードはハードディスクより余計壊れます。フラッシュメモリには書き込み回数の上限があります。安価なものほど耐久性が低い。こちらも絶対に信用してはいけない。
では何に保存すればいいのか
答えは2つです。クラウドに保存することと、RAID(ミラーリング)を使うことです。クラウドならGoogleドライブやOneDriveで十分です。特にスマホの写真や動画は、自動でクラウドにバックアップする設定にしておくことを強くおすすめします。お子さんの写真は失ってから後悔しても取り返せません。
RAIDについては要はミラーリング、つまり同じデータを2台のHDDに同時に書き込む方法です。1台が壊れてももう1台が生きています。
もう1つ、心がけとして大事なことがあります。データを最小限にすることです。断捨離の考え方と同じです。必要なデータだけをクラウドに置いて、不要なものはすべて削除する。クラウドやRAIDの環境はお金をかければ作れますが、データを最小限にするのは習慣の話なので、こちらの方が難しいかもしれません。
外付けHDDのデータ復旧はパソコン本舗にご相談ください。
