※この記事は2017年に書いたものを、2026年5月にリライトしました。
「NASが突然認識しなくなって困っています」と、以前バックアップ環境を構築したお客様から連絡がありました。
このお客様はRAID1、つまりミラーリングの構成でNASを運用されていました。HDDが1台壊れても、もう1台に同じデータが入っているので、HDDを交換するだけでデータはそのまま復旧できます。バックアップ環境としては正しい構成です。
問題はNAS本体でした。
BuffaloのNASはファームウェアが悪い
今回のNASはBuffalo製です。認識しなくなった原因はファームエラーでEMモードという状態になっていました。Buffaloのファームウェアは、少し変化があっただけでこのEMモードになってしまうことがあります。わたしの経験上、これが多い。
IPアドレスが取れればファームウェアの更新プログラムで復旧できますが、知識がないと手が出ません。一般のお客様が自力で対応できる症状ではありません。
それだけではありません。BuffaloのNASは市販されているHDDを「Buffalo専用」として2〜3倍の価格で販売しています。中身は同じ市販品です。交換用HDDを買おうとすると、純正品を指定される仕組みになっていて、割高な部品を買わされることになります。
この2点だけで、わたしはBuffaloのNASをおすすめしません。
本体の作りも正直ちゃちいです
カバーを外して中を確認しました。このNASは2.5インチHDDが2台入る安価なモデルです。冷却装置がついていません。HDDは熱に弱いので、放熱が心配です。長期間使い続けるには不安な構造です。
本体を見ていて気になったことがあります。赤いボタンがあります。ファンクションキーというボタンで、正直あまり役に立ちません。でもこのボタンが一番目立つ場所に、一番押しやすい形で配置されています。
どうしてそこに置くのか。設計した人に聞いてみたいです。
HDDを交換してRAID Rebuildを実行しました
壊れたHDDを交換して、RAID構成をRebuildします。正常なHDDに保存されているデータを新しいHDDにコピーする作業です。Rebuildが終わった後にボリュームのチェックも必要なので、完了まで翌日の午前中くらいかかる見込みです。
作業中はデータがデグレードモードになるので、念のためバックアップも取りました。万が一のトラブルが起きても対応できる状態にしてから進めています。
今回のことを説明して、3年後にNASを買い替えていただけることになりました。次はSynologyをおすすめするつもりです。
NASを選ぶならSynologyを推奨します
Synologyはファームウェアの安定性が高く、HDDも市販品をそのまま使えます。故障時の対応手順も整備されていて、万が一本体が壊れてもHDDからデータを救出しやすい構造です。価格はBuffaloより少し上がりますが、長期間安心して使えることを考えると、むしろ安い選択だと思っています。
NASの選定・設置・故障対応はパソコン本舗にご相談ください。


