クラウドもいいけど、ローカルRAIDも悪くない。
「クラウドってよくわからない、セキュリティは大丈夫?」と不安を感じるお客様には、NAS(ナス)という選択肢も十分ありだと思っています。
NASとは、ご自宅や会社のネットワークにつなぐ「自分専用の保管庫」のようなものです。インターネット上のどこかのサーバーにデータを預けるクラウドとは異なり、物理的に手元に置けるのが最大の特徴です。「自分のデータは自分の手元に」という感覚が持てるため、クラウドに抵抗を感じる方には特に向いています。
クラウドだけなら設定で解決しますが、「セキュリティが不安」とおっしゃる方は、いくら「安全ですよ」とご説明しても、「やっぱりクラウドはやめます」となるケースが多いのです。
※若いころは、セキュリティの安全面や技術面を正論でご説明して、一生懸命クラウドをおすすめしていました。でも今になって気づいたのは、「正論よりもお気持ちが一番」ということ。笑 お客様の安心感こそが、最良の選択基準だと今は思っています。
今回のお客様も、セキュリティへの不安が強い方でしたので、お使いのネットワークLANディスクをクラウドではなく、RAID1(レイド・ワン)というシステムでご利用いただけるよう設定しました。
RAID1とは、2台のハードディスクに同じデータを同時に書き込む「ミラーリング」という仕組みです。1台が壊れても、もう1台にまったく同じデータが残っているため、大切な写真や書類が突然消えてしまうリスクを大幅に減らせます。「バックアップをとるのが面倒」という方にも、自動で二重保存してくれるので安心です。

ちなみに、クラウドのセキュリティ自体はもちろん完璧で、個人が手元で管理するよりも紛失リスクは低いと言えます。ただ、利用規約をよく読むと「データを確認することがあります」という趣旨の記述があるのも事実です。それが「なんとなく気持ち悪い」と感じる方は、無理に使わなくて大丈夫です。感覚は大切な判断基準です。
今回の会社様は、10年以上前のLANディスクをずっとお使いでした。よくこれまで壊れなかったな、と正直驚きました。データが無事だったのは、本当に幸運だったと思います。ハードディスクには「寿命」があります。一般的には3〜5年が交換の目安と言われており、10年超えのものはいつ壊れてもおかしくない状態です。大切なデータが消えてから後悔しないよう、早めの見直しをおすすめします。
「うちのパソコンやNASも古いかも……」と思ったら、お気軽にご相談ください。状況を確認した上で、無理のない方法をご提案します。


