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パソコン廃棄前に必ずやるべきこと―HDD物理破壊の手順と内部構造の解説

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HDDデータ消去 お知らせ

お客様にハードディスクの説明をする際、実物を見せた方が伝わると思い、実際に分解してみました。構造を知っておくと、「なぜ故障するのか」「廃棄時にどう処理すればいいのか」が具体的にイメージできます。

ハードディスクは意外と簡単に開きます

ハードディスクには大切なデータが入っていますが、その割に分解は単純です。基本的にネジを外すだけで開きます。ただし、プラスドライバーやマイナスドライバーでは回せない特殊なネジが使われています。表面には隠しネジがある場合もありますが、構造自体は接着剤を使っておらず、ネジさえ外せば「カパッ」と開きます。

内部の構造:データはどこに保存されているか

開いた中に見える主要なパーツは以下の3つです。

  • 磁気ディスク(プラッタ) 鏡のように光る円盤です。ここに実際のデータが磁気で書き込まれています。磁気で記録するため、電源がなくてもデータが保持されます。一方で、強い磁気が近くにあるとデータが消えてしまうという弱点があります。
  • 磁気ヘッド 針のような形をした部品で、磁気ディスクの上を高速で動きながらデータを読み書きします。ディスクの表面には触れておらず、わずかな隙間を保ちながら動作しています。ここが物理的にディスクに接触すると、データが読み取れなくなります。これが「ヘッドクラッシュ」と呼ばれる故障です。
  • スピンドルモーター・ステッピングモーター ディスクを高速回転させ、ヘッドを動かすためのモーターです。修理の現場では、このモーターの故障が原因で「起動しない」「異音がする」という症状につながるケースが多くあります。

裏面の基板も重要なパーツです

ハードディスクの裏面にはネジ止めされた基板があります。接続部が2か所あり、ここを破損すると動作しなくなります。基板の故障はデータが消えるわけではありませんが、正常に読み取れなくなるため、データ復旧の難易度が上がります。

廃棄時のデータ完全破壊方法

パソコンを廃棄・売却するとき、ハードディスク内のデータが残っていると個人情報が漏洩するリスクがあります。ソフトウェアによる消去でも対応できますが、確実に読み取れない状態にしたい場合は物理的に破壊するのが最も確実です。

物理破壊の手順は以下の通りです。

  • 基板をペンチで折り曲げる 制御回路を破壊します。
  • 磁気ヘッドを折る 読み取り機構を物理的に破壊します。
  • 磁気ディスクにカッターで深く傷をつける 記録面を物理的に損傷させます。複数箇所に傷をつけるとより確実です。

企業の機密データであっても、個人の写真や書類であっても、使っているハードディスクの構造は同じです。特殊なドライバーと少しの力があれば、誰でも物理破壊できます。逆に言えば、廃棄前に適切な処理をしなければ、データは第三者に読み取られる可能性があります。

「廃棄するパソコンのデータが心配」「確実に消去したい」という方は、当店でも対応しています。物理破壊・ソフトウェア消去どちらも承ります。お気軽にご相談ください。