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Windows98のJW-CADが動かない、70代の社長さんのCAD専用機を直した話

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※この記事は2017年の修理事例をもとに、2026年4月にリライトしました。

「JWが動かんとよ」という連絡をいただきました。JW-CAD、久しぶりに聞く名前です。

県内の大きな会社の社長さんで、70〜80代のご高齢の方でした。伺うと、Windows98のパソコンが2台置いてありました。1台はCAD専用、もう1台もCAD専用。用途に合わせて使い分けていたそうです。当時はネットの使い方が今とは違ったので、こういう構成は珍しくありませんでした。

JW-CADが動かない原因はWindows98の不具合でした

症状を確認すると、Windows98自体の不具合でJW-CADが起動できない状態でした。当時はこういうとき、フォーマットして再インストールするのが定番の対処法でした。今のようにネットで情報を調べながら作業できるので、当時に比べれば随分楽になりましたが、それでもWindows98の再インストール作業は記憶と経験が頼りです。

作業を進めていると、お客様の環境にEO Systemが入っていました。懐かしい。私はDOSシェル育ちなので、この画面を見た瞬間に時代が戻ってきた感覚がありました。2000年問題の頃にEO Systemがどういう対応をしていたかはさっぱり記憶にありませんが、こういう環境がまだ現役で動いていることへの驚きと、なんとも言えない親しみがありました。

70代・80代の社長さんが、Windows98を現役で使い続けている

修理を終えて、ふと思いました。ご高齢の社長さんが、何十年も同じ環境を使い続けている。Windows10にしろとか、最新にしろとか、そういう話は一切ありません。JW-CADが動けばいい。それだけです。

これは正しい使い方だと思います。仕事ができているなら、OSが古くても関係ない。メーカーが「サポート終了」と言っても、目の前の仕事が回っているなら、それが答えです。最新のOSでなければ仕事ができない、なんてことはほとんどの場合ありません。

古い環境を維持する技術は、需要がある

Windows98を今の時代に修理できる人間は、それほど多くありません。フォーマットして再インストール、ドライバーを当てる順番、当時の作法を知っている人間でないと対応できない作業です。こういう案件が来るたびに、古い知識を持ち続けていることへの意味を感じます。

古いパソコンが現役で動いている限り、それを維持する仕事はなくなりません。Windows98でしか動かないソフトがある以上、その環境を守れる修理屋が必要です。最新に追いかけるだけが修理屋の仕事ではない、とこの案件を通じて改めて思いました。

古いパソコン・古いソフトの修理・維持でお困りの方は、パソコン本舗にご相談ください。