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WindowsVistaが遅かった本当の原因│メーカーの失敗を修理屋が解説

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パソコン豆知識

※この記事は2017年7月に書いたものを、2026年4月にリライトしました。

Vistaを使い続けていたお客様が、とうとうWindows7のパソコンに買い替えました。設定とデータ救出込みで本体2万円の中古です。「Vistaはもう終わりですね」と今日お話してしまいました。今までずっと「まだVistaでいいよ」と言い続けてきたのですが、GoogleChromeをはじめ主要サービスがVistaを受け付けなくなってきたからです。

Vistaが遅かったのは、OSのせいではありませんでした

Windows Vistaの評判はとても悪いのですが、個人的には悪いOSだとは思っていません。遅かった本当の原因は、メーカーにあります。

Vista発売当初、NECをはじめ大手メーカーはCeleronにメモリ512MBというスペックでVistaを搭載して発売しました。Vistaが快適に動くには4GBのメモリ構成がベストです。512MBでまともに動くわけがありません。現場のスタッフはわかっていたはずです。でもコスト重視か、上の判断か、そのまま発売した。Vistaが遅い最悪OSと認識されたのは、このスペック不足のせいです。

1年後にようやく1GBが主流になりましたが、クリーンインストール直後だけそれなりに動いて、すぐ重たくなる。XPのほうがいい、という評判が定着して、Vistaは復活できませんでした。基本搭載メモリが2GBになってようやく使えるパソコンになりましたが、その頃にはもうWindows7が出ていました。

セキュリティが高すぎて使いにくかった点は本当です

Vistaのもう一つの問題はUACというセキュリティ機能です。何か操作するたびに確認ダイアログが出てくる。セキュリティの方向性は正しかったのですが、使い勝手として面倒くさかった。ネットワークの設定などちょっとした作業が、Vistaでは余計に手間がかかることがありました。

Microsoftは先を見すぎて失敗することがある

Microsoftは昔から先を見てOSに技術を取り込むのが得意な会社です。Windows9x時代のActiveデスクトップは、デスクトップにブラウザのお気に入りページを貼り付けるという発想で、当時のわたしは本当にすごいと思いました。ただ早すぎた。ソフトもユーザーも回線速度も何もついていけず、なんだったんだという感じで消えました。

Hotmailもあれだけ有名だったのに、LiveメールやMicrosoftアカウントへの移行でまったく認知されなくなった。がんばれゲイツ君、と思ってしまいます。

Vistaが静かに消えていくのは少し寂しい

Windows98が終わったときは特に感じませんでしたが、Vistaが終わっていくのは少し寂しい気がします。見方によってはWindows10と同等の先進的な機能を持っていたOSが、スペック不足とタイミングの悪さで悪評を受けたまま消えていく。

インターネットを使いたいなら、OSは最新環境にしなければならない時代になりました。Vistaをまだ使っている方は、そろそろ乗り換えを検討してください。パソコン本舗では中古パソコンへの乗り換えとデータ移行を合わせて対応しています。