「Windows11にアップグレードした方がいいですか?」という質問が来店されたお客様から定期的に来ます。初心者の中高年の男女まんべんなく聞いてきます。
話の流れはだいたい同じです。修理や設定でやり取りしているうちに、「この人は詳しそうだ」と気づいたお客様が、ついでに聞いておこうという感じで質問してきます。それだけWindows11への意識と不安があるということです。
正直に言います。ほぼ関係ないです
Windows11へのアップグレードが一般のお客様の日常使いに影響するかどうか、正直に言います。ほぼ関係ありません。
昔のWindowsは違いました。Windows98やXPの時代はセキュリティの穴が大きく、アップデートをしないと本当に危険でした。ウイルスに感染する、乗っ取られる、データが消えるというリスクが実際にありました。あの時代の感覚で「アップデートは絶対必要」と思っている方が多いのですが、今は違います。
今のWindowsアップデートの本質は、Microsoftが自社のミスを自分で直しているだけです。脆弱性とかセキュリティパッチという言葉で包んでいますが、要するにMicrosoftが作ったソフトウェアの欠陥を後から修正しているだけです。
車のリコールと同じ話です
わかりやすく言うと、車のリコールと同じです。メーカーが設計ミスをして、後から無償で直す。それがリコールです。でも車のメーカーはリコールをリコールと正直に言います。
Microsoftはそれを「セキュリティの問題があるのでアップデートしてください」と言います。セキュリティという言葉を使うことで、ユーザー側に問題があるような印象を与えながら、実際には自分たちのミスを直させています。リコールをセキュリティの問題と嘘をついてお客様に修正させている感じです。
これを批判しているわけではありません。ソフトウェアに欠陥が出るのは仕方ありません。でも「セキュリティのために今すぐ必要です」という表現を、そのままうのみにする必要はないということです。
Windows11にアップグレードするかどうかの判断基準
Windows11へのアップグレードを検討するときの判断基準を書きます。
今のパソコンが快適に動いていて、使っているソフトや周辺機器が問題なく動いているなら、急いでアップグレードする必要はありません。Windows10のサポートは2025年10月に終了しますが、その後もすぐに使えなくなるわけではありません。
アップグレードを検討すべき場合は以下の通りです。パソコンがWindows11の要件を満たしている、使っているソフトがWindows11に対応している、新しい環境を試してみたい気持ちがある。この3つが揃っているなら移行してもいいと思います。
逆に急がない方がいい場合もあります。古いパソコンで動作が重くなる可能性がある、特定のソフトや周辺機器がWindows11に対応していない、今の環境で問題がない。この場合は無理に急ぐ必要はありません。
玄関の戸締りをしてから考えてください
セキュリティの話をするなら、Windowsのアップデートよりもウイルスソフトをきちんとインストールしておくこと、怪しいメールのリンクをクリックしないこと、知らない番号からの電話に出て指示に従わないことの方がはるかに重要です。
パソコンの画面より先に、玄関の戸締りを気にしてください。それくらいの話です。
Windows11へのアップグレード、パソコンの買い替え時期の相談はパソコン本舗にご相談ください。お客様の環境と用途を確認した上で判断します。


