VISTAが終わった2017年(つぶやき)

つぶやき

windows Vistaの評判はとても悪いのですが、個人的には悪いと思っていません。
Vistaの評判が悪い理由は大きく2つあって、

1つは、大手メーカさん(東芝・富士通・NECなど)が低スペックPCのまま、Vistaを発売してしまったこと。

2つめは、無駄にセキュリティが高機能だったこと。私はそう思っています。

Vistaを使い続けたお客様もとうとうi3のWindows7に買い替えです。

設定、データ救出込みで本体価格2万の中古

Vistaの発売当初の、例えばNECのノートパソコンはCeleronでメモリが512MBしかありませんでした。

ざっくりした説明ですが、Vistaは4GBのメモリ構成がベストです。
※DDR2-2GBx2枚構成

まともに動かない状態でVistaパソコンは発売されたのです。

Vista発売から1年経って、ようやく1GBメモリ搭載が主流になりましたが、それなりに動作するのはクリーンインストールの状態だけですぐ重たくなる。Vistaは遅い、使いにくい。→XPがいいよ

こんな感じで2-3年経ちました。

これは、私の主観ですが、

発売するメーカーさんが無知だったのではないかなと思います。

もちろん現場のスタッフは512MBでまともに動作することが出来ないことは把握していたと思うのですが、例えば、管理者さんなどの決裁を行う人がコスト重視とか性能以外の理由があって512MBで発売したのかなと。中の人、連絡くれませんか?教えてください。

あとGPUの性能が低いからAeroが遅いというコメントも多少見かけますが、それは本質的にVistaが遅いという点には関係ないと思います。

Vistaパソコンの基本搭載メモリが2GBになって、ようやく使えるパソコンになりましたが、Vistaはもう遅い最悪OSと認識されて復活は不可能でした。気がついたらWindows7が発売されていました。

あと、二つ目のセキュリティが高すぎるってのは、良いことばかりなんですが、使い勝手としてはちょっと使いにくいんですね。UACという機能や不正アクセスを防ぐためにいろいろとセキュリティ強化が出来ているのですがネットワーク接続などちょっとした設定がVistaではとてもめんどくさいときがあります。

マイクロソフトは昔から先をみてOSに技術を取り込むのが上手でした。Windows9xのころのActiveデスクトップなんて、凄いと思いました。デスクトップにお気に入りのブラウザーを貼り付けるんです。あまりに導入が早すぎて、ソフトもユーザーもネットワーク回線速度もなにもかも誰も使いこなせず、なんだったんだ?という感じで消えましたが当時は私はすごいと思いました。

その機能は、Windowsサイドバーくらいしか活用されていないので、失敗だったと思うのですが、当時みんなが使っていたMicrosoftチャットなどと組み合わせていけば、いまの力勢力が変わっていたかもしれません(GoogleやFacebookなど)

Hotmailはあんなに有名だったのに、liveメールとかMicrosoftアカウントなど全然認知されてないし、Microsoftなにしてるのって感じです。がんばれゲイツ君

話がずれてきましたが、2017年の7月末、お客さまにVistaはもう終わりですね。と今日お話してしまいました。今までは、まだまだVistaでいいよ!と言い続けてきたのですが、InternetExplolerだけでなくGoogleChromeや各種主流サービスがVistaを受け付けなくなってしまったからです。

ネットワークを利用してオンラインでパソコンを利用したいならOSは最新にしなければいけなくなりました。あと5年、10年経てばオンライン=スマホ・タブレット系端末になり、オフライン=ローカルパソコンという風になるでしょうね。Windows98が終わるときは特に感じませんでしたが、Vistaという見る人によってはWindows10と同等のOSが仕方がなく消されていくのは少しさびしい気がします。

独り言ですいません。