4月21日(日)久留米出張のため、終日不在の予定です。

RAIDトラブルで出張してきました。

パソコンが遅いんです!と熊本市の下通のお店さんから連絡があり、出張してきました。

お店に到着後、パソコンを拝見させていただくと、大きな問題が2点ありました。

一つ目が、マイコンピューターの表示が遅い。もう一つが、その会社さんがお使いの予約システムソフトが遅い。と2点とも遅い問題でした。

細かく時間をかけて、パソコンの構成や状態の確認を進めていくうちに、お客様がデータ保存用としてお使いになられている外部NASのアイコンが表示されていないことに気が付きました。

自社ビルをお持ちの大きな会社さんなので、パソコンからNASに続く配線をたどり、NASの端末を確認してみると、本体のランプが赤く点灯していました。

このNAS、RAID5仕様で、4台HDD構成のNASですが、調べたところ、2台壊れていました。おそらく、一台が先に壊れ、時間が経過した後に、もう一台壊れたという感じではないでしょうか?

NASに予約システムソフトの顧客データが保存される仕組みのようで、半端に壊れていたから読み込みが遅いという症状が出ていたのかなと。マイコンピューターの表示はなんでしょう?NASを検索してネットワークがらみで延滞が発生たのでしょうか。

私の知識上では、RAID5は2個ドライブが同時に壊れている場合、データの復旧は不可能と考えていたのですが、なぜか無事データは救出できました。(なんで取れたのかは企業秘密ということで)

個人的な意見ですが、今の時代、RAID0とRAID1両方の利点が生きるRAID5のシステムって意味がない気がします。電気代が高くなるし、導入コストも高すぎます。故障リスクも高いですよね。

RAID0は、昔、HDDの総容量が少なかった頃、例えばSCSI全盛期の頃だから輝いて生きていた機能だと思うのです。


UltraWide SCSIの構成で、SCSI 40GB+40GBの2台で80GBのストライピングドライブを作成し、80GBもあるよ!みたいな時代。それこそ、DAT(テープ)が実用されていた時代。

以前も書きましたが、

8TBなどという大容量のHDDが個人がサクッと購入できる値段で販売されているし、昔に比べ読み書きの速度も十分実用的です。シークタイムやプラッタの数など誰も気にしません。

今回は、RAID5の構成はやめて、8TB x2台のRAID1に変更してNASを新たに販売することになりました。先を考えるとこっちのほうがよっぽどいいと思います。