4月21日(日)久留米出張のため、終日不在の予定です。

Cドライブが32GBしかないPC

つぶやき

お客様からお預かりしたパソコンですが、ハードディスクと呼ばれる容量が全部で32GBしかありませんでした。

標準の容量は、だいたい500GBや1000GBです。ですので、32GBというのはかなり少ないです。32GBというサイズは、WindowsなどのOSを入れたら空きがなくなるくらいです。ですので、とても特殊な構成のパソコンと言えます。

でも製品として販売されているのですが、なぜ、このような容量が少ないパソコンが世の中に有るかというと、それは作成したデータや撮影した写真をパソコンの本体内部ではなく、インターネット上の、クラウドにデータは保存する使い方をするユーザーさんが増えてきたからです。

クラウドに保存するということは、パソコンに保存されない、ということでもあるので、パソコンが壊れた!という状況が発生した場合、データはクラウドというパソコンの外の別の場所に保存されているので、安全というわけです。

ですので、このような使い方だと、パソコンの内蔵ストレージは小さくてもいいのです。この考えが、おそらく32GBしかないパソコンが発売された理由だと思うのです。

ただ、WindowsというOSはアップデートを繰り返すので、Windowsのサイズは肥大していきます。ですので、Windowsで一杯一杯の32GBの状態だと、1年以内にWindowsアップデートそのものが出来なくなります。

内蔵ストレージが32GBというのは欠陥ではないか?

2019年現在、うちお客様というより、世の中を見ても、WindowsやMacでクラウドサービスを活用してパソコンを利用している人はほとんどいないと思っています。

ですので、ただ容量が少ない欠陥パソコンという認識になります。

iPhoneだとiCloud、Xperiaなどのandroidはgoogle Driveというサービスがあり、ほとんどの人が、聞いたことはあると思いますが、このiCloudやGoogle Driveがクラウドサービスになります。ただ、「へーそうなんだ」で、話が終わるほどクラウドサービスは、まだ浸透されていないので、パソコンでクラウドサービスをユーザーが利用するのは5年、10年くらい先のことかなと思うのです。

今はありませんが、AppleのMacbook Airも実は64GBモデルが発売されてました。実用レベルではないことに出荷して気がついたのです。

現在だとGoogleのChromebookだけは32GBでも問題がない!と言い切れるでしょう。なぜならばChromeブラウザを利用するだけのノートPCだからです。

じゃ、結局なんなの?どのくらいあれば足りるの?ってことですが、500GBあれば十分です。普通に使えば十分な容量です。最近SSDが搭載されたパソコンが128GBや256GBで発売されてきています。SSD搭載パソコンは高額なのでこのような少ない容量なのでしょうが、これも128GBは避けたほうがいいと思います。

クラウドについてわかりやすい例は、メールもクラウドサービスです。メールのデータはインターネット上のユーザーが契約したサーバーと呼ばれるクラウドスペースに受信され保存されており、その受信されたデータをOUTLOOKなどのメーラーソフトでパソコンにダウンロードするわけです。POP方式といいます。ちょっと乱暴な例えですが、うまく伝わればと思い書きました。