フロッピーディスク(FDD)のキズ

フロッピーディスク破損画面ワープロ

ワープロをご利用のお客様、フロッピーディスクの読み込みがおかしいとの事で、持ち込み依頼がありました。

シャープの書院をお使いの事ですが、弊社の検証用ワープロで動作確認してみると、初期化も読み書きもできません。フロッピーをディスクに挿入すると「カサカサカサ・・」と擦れた異音がします。

目視で確認してみると、フロッピーディスクのデータが入っている部分に傷が入っています。おそらく磁気ヘッドの異常動作が原因でしょう。この症状はディスクが壊れていて、このフロッピーディスクの情報も読み込めないし、ワープロ本体側の磁気ディスクの部品も読み書きが出来たとしてもフロッピーに傷をつけてしまう状態だと思うので、使い続けると、挿入したフロッピーすべてに傷をつけてしまいます。最悪の状態ですね。

ちなみにフロッピーのデータ救出は私の知る限り不可能です。

写真を見てもらうとわかりますが、内部の黒い部分にキズが付いていることが確認できると思います。

撮影したフロッピーディスクはデータが何も入っていないブランクディスクですので、壊れても大丈夫ですが、とても深刻な故障ですので、直ちに使用を止められたほうがいいと思います。

ワープロは本当に永年お使いのお客様が多いので、20年分の日記が入っているデータなどを拝見すると壊れた時のショックを想像すると気が狂いそうになります。

読み込みや書き込みが詰まる症状は確実にディスクを壊します。
早期発見が予防です。

フロッピーディスクの異音は注意しましょう。